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歯が痛かったので歯医者に行った。診察券を受付に置いてしばらく待っていたら、院長が出てきて、「予約してますか?」と聞かれた。していなかったので別日に予約を取った。夏ぶりに行ったので忘れていた。病院も行かないといけない。

 

今まで適当に編んでいたけど、今日は初めて作品らしい作品ができた。

ラニースクエアという編み方。

練習で編んで、最後の方自己流でやってみたら結構ちゃんとしたバッグができた。

編んでいる間、「僕の好きな女の子」という映画を観ていた。

主演の2人、見覚えあるなあと思ったら 「彼女来来」という映画の、行方不明になった彼女役の「奈緒」という方で、男性の方は「勝手ににふるえてろ」の「二」役の渡辺大知。

奈緒は誰かの「彼女」とか、「好きな人」とか、忘れられない人の役柄を演じていることが多い気がする。よく笑うのに、どこか陰がある。

渡辺大知は、ウザいけど憎めない役を演じることが多いのに、今回はいい人役で新鮮だった。でも最後はちゃんとイラついた。あんなにウザい役を演じるのが上手い役者、他にいない気がする。

舞台も見覚えがあった。富士見ヶ丘井の頭公園?どこだ〜と思ったら、井の頭公園だった。

彼女来来の時は調布、仙川だった気がする。

邦画って京王線沿い舞台になること多い。映画を観ていると、ロケ地がどこなのか当てられるようになってきた。散歩してるおかげ?

こういう瞬間が1番、東京で生活している実感が湧く。

地元にいた時はどの映画を観ても知名や景色にピンとこなかったし。映画や漫画や小説、なんでも東京が舞台のことが多いから、すぐにその場所に行けることって本当に幸せ。

初めて鉄道少女漫画を読んだ日の翌日に衝動的に小田急線沿いに引っ越したわたしは、次にあれほど衝撃を与える作品に出会ってしまったら一体どこに引っ越してしまうんだろう。楽しみで仕方がない。

 

編み物ばかりしている。無心になれていい。考え事をすることが多くなった。鬱が近づいている音がする。動けなくなるのが怖い。もう一年鬱が来ていない。こんなのは初めてだ。