お願いだからこっちを見ないでください

最近は人の日記やブログばかり読んでいる。今まではTwitterばかり見ていたけど、リアルタイムで投稿される短文でも、ちゃんとまとめると小説を読んでいる気持ちになって面白い。日記はエッセイとは違う。エッセイ本として世に出ているものは著名人や作家のエッセイだからだ。わたしが読みたいのは知らない人の生活の断片であり、有名人の生活ではない。ただただ書き殴った、誰に読ませる訳もない生活の記録。読ませる為に書かれていない方が、人が書いた匂いや感触が伝わって好きだ。記録は無機質なのに、どこか温かい。そう思うのって矛盾してて変だ。「あざとい」についてこの前話した。日記はあざとくない。あざとくない文章が好きだ。この前。好きな日記を書く人と初めて会った翌日にブロックされ、日記の更新が止まった時、もう誰とも関わりたくないと思った。わたしは昔から本当に好きな人とは一切関わりたくないと常々言っているが、それは好きな人と関わることで影響を及ぼし世界を壊すことしたくないからだ。変わってしまったらわたしが好きな人はいなくなってしまう。好きだからこそ外側から見ていたい。Twitterのフォロワーが増えるとフォロワー数で「何かすごいことをしている」人だと勘違いされることも増え、好きな漫画家や作家や何かしら活動をしている人にフォローされることが増えた。わたしはその度にブロックしたくなる。お願いだから見ないでほしい。視界に入りたくない。自分は見たいのに見られたくないなんて、相当自分勝手だと思う。でも見られたくない。お願いだからこっちを見ないでください。