電車でTwitterを見ていたら、全く同じ場所の同じ物体を同じ角度で撮った写真をツイートしている人を見かけて、一瞬無断転載かと焦ったけど、わたしが撮った写真とその人のツイートの写真を見比べたら別の写真だということに気づいたので安心した。
https://twitter.com/nihotosanpo/status/1689947589125484544?s=46&t=Zu9Egguk68jJLVd9BVIdyQ
例のツイート
https://twitter.com/shumatsu_picnic/status/1680889536719777793?s=46&t=Zu9Egguk68jJLVd9BVIdyQ
わたしのツイート
ここは京王線沿いの仙川と千歳烏山の間の住宅街であり、用がないと行かないような場所(用がないとどこにもいかないと思うが)なのに好きな漫画を描いている人がたまたま通りかかって自分と同じように面白いと感じ写真を撮ったという事実にただただ嬉しくなった。
新宿の珈琲西武が閉店してしまうので、DJ・短歌をやっているSさんと、漫画家のMさんと行った。待ち合わせ場所でSさんに「そのかばんいいですね」と褒めたら「いいでしょう ボロボロですけど、気に入ってるんです おばさんみたいで」と言われ、「おばさんはいいですよね 安心する」と言ったら「そう、それに無害 そんな存在になりたいんです」と言われた。「だいぶおばさんに近いと思います」と答えたら嬉しそうにしていた。
珈琲西武はいつも混んでいて、諦めて入らないことが多く、わたしにとっては最初で最後の珈琲西武の思い出になった。わたしとMさんはオムライス、Sさんはプリン・ア・ラ・モードを注文した。Mさんはオムライスを見て「今まで食べた珈琲西武のオムライスで1番ゆるい玉子だ」と言っていた。Sさんに運ばれてきたプリン・ア・ラ・モードがあまりにも豪華で「誕生日だ！」と思った。ツイートの話をしていて、「いいねしてほしい人にツイートをいいねされると嬉しい」と話をされて、とても共感したし「ツイート漁」じゃんと思った。Mさんはツイートが伸びないことを悩んでいるようだったが、noteが伸びている方がすごいと思った。隣の芝生は青い。Sさんがクラブイベントのオープニングアクトで「今から暑くなりますがよろしくお願いします」と言って南アフリカ(違ったかもしれない)の音楽を流すと聞いて爆笑した。
その後、渋谷に移動し、Mさんと漫画の仕事や好きな絵、音楽の話をした。小沢健二が好きという話をしたら、「さくらももこと小沢健二が仲がいいのってむかつかない？」と言われて、「むかつく」という言葉を久しぶりに聞いたせいで吹き出してしまった。でもわたしもむかつくし、なんなら仲良くしてほしい。駅前の地面に知らない人の顔が落ちていて面白かった。
一緒にユーロスペースで「ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」を観た。図画の授業で花輪くんがインドネシアの歌謡曲をテーマに描くということを聞いたまる子がどんな曲なのか聴かせてよとせがんだら「今からここはインドネシアになるけどいいかい？」と言っていてデジャヴだと思った。隣を見たら漫画家の人も同じことを思っていたみたいで、目を合わせて笑った。映画を見た感想としては、色と音楽が最高。聴いたことある曲ばかりで嬉しかった。まる子って社交性すごいな。絵描きのお姉さんが陰のある美人でかなり好きだった。まる子のおじいちゃんとお父さんがいいキャラしてんなーと思った。最後の方はまじ関口プー太郎永沢の4人でバンドを組む想像をしているシーンが一番良かった。約束の時間まで話していると、Mさんが新潟のぬれ煎餅をくれた。新潟の苗場で働いている時に買ったそうだ。わたしはこのお煎餅が大好きで、地元にいる時よく食べていたのですごく嬉しかった。レンジで少し温めると美味しいということを教えた。Mさんは北海道出身なのに、わたしより新潟に詳しくて面白かった。新潟出身なのにフジロックにも長岡花火にも行ったことがないわたしより、全然新潟県民じゃんと思った。
夜。ドライブ中、好きな曲を流していいよと言われたので、論理ちゃんの「酒 新宿 ゴジラ」とか鎮座の「ギンビス」とかsummer eyeの「挨拶」とか好きな曲をいっぱい流してたら「なんで変な名前の曲しか流さないの？」って言われてたしかにと思った。特にwebnokusoyaroは曲名が変で好きだ。「昨日風呂入ったっけ？」とか。抗菌済みってアルバムが特に好き。HIPHOPにおいて、わたしは洋楽は音を重視するけど、日本語ラップは文字通り言葉遊びをしているリリック重視の曲を好む傾向がある。その点においてwebkusoは最高。誰に見せるわけでもない書き殴った日記を音に乗せて歌ってる感じ。全員聴いてくれ。わたしは歌うことが好きでウクレレを弾いて家で歌ったり、カラオケで歌ったり、帰り道に歌ったりするが、1番好きなシチュエーションは夜の首都高で歌うことで、品川に向かう途中友達が喋ってる時に好きな部分が流れてきたので歌い出したら「ねえ、聞いてる？」と言われたけど無視して歌い続けた。サビが終わった瞬間質問に対する返事をしたら「なんだ、聞いてるじゃん」と言われ「聞いた上でもう一回声が聞きたかったから敢えて無視した」と言ったら困惑しながら照れてた。仲良い人の声はもう一回聞きたいから何度だって無視したい。なんとなくラッキーオールドサンの「ミッドナイトバス」を流したら、奇跡のタイミングで前に大阪・京都行きの夜行バスが走っていることに気がついて興奮した。あの中で爆音で音楽流せたら最高だろうな。好きなアーティストを集めてフェスを開きたいって思ってたけど、夜行バスでDJしたいという気持ちの方が正しいかもしれない。DJってどうやったらなれるんですか？
